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【OPCEL】話題のOpenstackの資格について徹底調査!

こんにちは。今回はOPCEL認定試験の解説と対策について調査しました。
結果として、Openstack未経験の方でも受験可能&十分に合格可能なので安心してください。これからNFV(ネットワーク仮想化)領域で活躍していきたいエンジニアが取得すべき試験だと思います。

攻略するにはまず敵を知ることが大切ですよね。それでは、少し長いですが以下参考にしてください。

OPCELとは

Openstack技術を用いた構築/運用面の知識とスキルを証明することができる資格です。
LPICでおなじみのLPI-JAPANが運営しています。
OPCEL認定試験に合格すると「OPCEL認定プロフェッショナル」として認定されます。

公式サイトはこちら
https://opcel.org

取得するメリット

・NFV時代にOpenstackは不可欠な技術である
・知識・技術力を証明できる
・ベンダーニュートラルである
・取得を通じて基礎を習得できる

NFV時代にOpenstackは不可欠な技術である

ネットワーク仮想化はリソースの有効活用が可能であること、構築・メンテナンスが容易であること、障害発生時の冗長化などなど、注目されており採用する企業が非常に増えてきています。このNFVを実現する技術としてOpenstackを採用するケースが増えてきています。
ですので、Openstackを扱えるエンジニアが求められてきます。OPCEL資格自体の需要が高まっているので、しばらく廃れることは無いでしょう。

知識技術力を証明できる

公式サイトでは証明できる能力を次の通り紹介しています。構築面、運用面の両方ということで広い範囲をサポートしています。ただあまり深く踏み込んではいないので、合格は難しくないかなという印象です。

・構築面で証明できる能力
OpenStackの機能や制限を理解し、要求に応じた適切なOpenStack基盤を構築できる能力
主要な各種ディストリビューションにおいて、認証サービス、イメージサービス、コンピュートサービス、ネットワーキングサービスが機能する汎用的なOpenStackの環境を構築することができる能力
必要に応じてFWaaSやLBaaSなどの追加機能を設定できる能力

・運用管理面で証明できる能力
OpenStackの機能を活用して、利用用途に応じたインスタンスとネットワークの作成や管理を行える能力
ダッシュボードを通してインスタンスやストレージなど必要なクラウドサービスを配備し、リソースの割り当ての増減や、利用状況・課金状況などを把握することができる能力
各種工程を自動化して、俊敏性、可用性、柔軟性の高いシステムを運用・管理できる能力
稼動状態を把握し、障害の切り分けに必要な情報を取得できる能力

・その他の能力
翻訳やバグの報告を通じてOpenStackの発展に貢献できる能力

ベンダーニュートラルである

開発しているベンダー固有の資格では無く、どこでも通用する技術力を証明できます。そもそもOpenstackがベンダフリーの思想なので当然といえば当然です。
(実機では、OSやハード違いによって設定方法や性能に違いはありますが・・。仕組みや概念はしっかりと共通です!)

取得を通じて基礎を習得できる

今回OPCEL受験の目的は基礎知識の習得です。大きな概念や業務で触れていないコンポーネントの理解などがOPCEL学習を通じて出来るっていうのは嬉しいんです。
なぜなら資格が存在しないIT技術もありますからね。そうゆう分野は社内のマニュアルやGoogle先生から情報収集してインプットしなければなりません。
とりあえずOPCEL受ければ基礎が身につく!というのは単純にメリットです。

どんな人に向いている資格か

難易度

ITSSキャリアフレームワークにおいて、次の分野がレベル3に位置付けされています。LPIC level3と同等とのこと。
※レベル3は0,1,2,3の4段階のうち一番上のレベルで、高度な知識・技術力とされています。
・ITスペシャリスト
・アプリケーションスペシャリスト
・ソフトウェアデベロップメント
・カスタマーサービス
・ITサービスマネジメント

そう言われるとかなり難しそうに感じてしまいます。ここは受験してみて、実際の難易度をまた書きたいと思います。

詳細はこちら
http://www.lpi.or.jp/doc/isvmap40.pdf

OPCELはこんな人におすすめ

ずばり\”これから\”Openstack業務に携わりたい人におすすめです。
業務経験はなくてOKです。むしろ基礎的な知識が多いので、触ったことのない人が知識や意欲を証明するのにピッタリな資格だと思います。

Linux経験者なら非常にとっつきやすい感覚で、特にLPICとは親和性が高いと思います。

OPCEL試験概要

・受験資格
特になし。誰でも受験可能

・試験範囲
範囲はしっかり把握してから学習に臨むことが大切なので、別ページで詳細に解説します。

・問題数
60問

・試験時間
90分

・合格ライン
約60%の正答率
単純計算で36問正解すれば合格ライン!40問正解すれば大丈夫でしょう。
全問解答後、最後のクリックですぐに結果が出力されます。あのドキドキ感が再び・・。

・受験料
30,000円

・受験日
テストセンターでいつでも受験可能
(お近くのテストセンター開催日による)

・受験方法
LPIC等でおなじみのテストセンターでの受験です。

OPCEL認定試験の受験方式はコンピュータベースドテスト(CBT)です。
受験会場と受験日時は、全国各地から好きな日時を自由に選択して受験することができます。出題方式はマウスによる選択方式とキーボードによる入力方式です。実技や面接はありません。

OPCEL-100 OPCEL認定試験 [ OpenStack技術者認定試験 by LPI-JAPAN ]
opcel.org

学習方法

それでは、最後に学習方法についてです。今までいくつか資格に合格されてきた方なら、自分なりの学習方法が身についていると思いますので心配ないかと思います。

今回は初心者に向けて、私の学習方法を紹介します。

①参考書を一通り読み込み
自宅・・参考書のじっくり読み理解します。そして要点の整理してノートやスマホにまとめます。私の場合はこのブログに整理していきます。
通勤中・・要点をまとめたノートorスマホメモで復習します。隙間時間に繰り返し繰り返し目を通すクセをつけています。

②参考書1冊読み込んだら、問題集を全て解きます。

③間違えた点だけを参考書で復習します。そして問題集リベンジします。

④全問正解までいったら、演習の範囲を再度全範囲にして模擬試験をします。80〜90%目指します。
範囲が広いので、ヤマは張らずに満遍なく理解することに注意してください。

⑤いざ受験!
あとは体調整えて受験です。テストセンター試験の時は、試験日時を日曜日の夕方に設定して、土曜〜日曜午前のフルフルを最終調整に充てています。

まとめ

OPCELのメリットや難易度などの理解、学習の準備は整ったでしょうか?
あとはコツコツと学習するのみです。社会人でもスキマ時間をうまく使ってスキルアップしていきたいですね!
一緒に頑張っていきましょう^^