こんにちは。今回はお金の話。これが派遣型エンジニアからフリーランスエンジニアになると決めた最大の理由です。
人生でお金はとても大事な要素なので、しっかり伝えたいと思います。人に言える給料じゃないので悲しくなりますが、同じ気持ちの方もいると思うので包み隠さず書いていきます。
フリーランスになりたい最大の理由
ほんとにシンプルなんですが、雇用されている会社に搾取されすぎて給料が低いからです。今回、実際の契約単価と給料を公開するので参考にしてみてください。
フリーランスになる理由は他にもあってそれは後日記事にしようと思いますが、この給料低い問題が理由の80%くらいを占めています。
私の今の雇用形態
私は大手IT系人材会社に正社員として雇用されています。数千人を超える社員がいるので業界でも知らない人はいないくらいかなりの大手です。
※この会社をAとします。
この会社Aに雇用されているメリット
①一つのお客様先での業務が終了し次の案件まで間が空く場合、いわゆる待機中の給料は100%保証されています。
②研修がかなり充実しています。未経験から入社する人に対しても丸々2か月間みっちり研修をやってくれます。また、小さな単位で各技術の勉強会が定期的に行われていて仲間と一緒にスキルアップできます。
③検証環境が整備されています。業界標準的なものから割と最新機器まで、個人では買えないサーバやネットワーク網があるので、業務でこんなこと必要だから実際に動かして習得したいということが可能です。
④大手であり会社として信頼があること。つまり大手お客様企業と長年の付き合いがあるので、上流工程や責任のある業務を任せてもらえることが多いです。
ざっとこの4点でしょうか。魅力に感じる点もあるかと思います。
しかし①~③を実現するためのお金は、我々エンジニアの給料から搾取したお金から充てているだけです。(あえて悪意のある言い方をしています笑)
最大限利用しないと、ただの無駄です。人材不足のこのご時世、最近待機なんてしてないですしね。
④はシンプルにとってもメリットに感じてます。この経験をありがたく活かしてこれからやっていくつもりですし。(お金の話からは逸れるのでこれはまた別記事で)
契約・お金の仕組み
この業界の人は知っている当たり前の話ですが、簡単にまとめます。
会社Aがお客様と派遣契約を結び、エンジニアがお客様先に常駐して技術を提供します。
エンジニアが実際に給料をもらうのは会社Aからです。
実際の給料、単価
いよいよ、公開のときです。
給料
まずは給料から。
額面で30万円前後です。
手取りでは23~25万円。残業10~20時間でこのくらいです。それにボーナスは年で3ヵ月分未満ないので全然多くないです。
生活に使える金額がこれって、結構きついんですよね。子供もいるのでなおさらで、これからを考えると・・・ホント厳しいですねー。
お客様企業が会社Aに支払う金額
・単価は4644円。
・稼働時間は180時間程度。
・総額:単価×稼働時間=約83万円。
つまり、お客様から私の会社Aには毎月80万円前後が支払われています。結構な額ですよね。この計算をする度、技術力でちゃんとお客様に貢献しないとなと身が引き締まります。
搾取されている金額
お客様から会社Aに支払われる金額は80万円。
会社Aから私に支払われる金額は30万円。
その差額、50万円。(=搾取されている金額)
もちろん、会社なので利益が必要なこと、経営に必要な沢山の費用があることは承知してます。それを考慮しても、私の手元に来る金額が少ないなーと思わずにはいられません。
どうすればいいか。フリーランスになる
さて、文句を言っていても仕方ありません。給料を上げる手段はいくつかあります。その選択肢については、また次回取り上げたいと思います。
とにかく、私はこの問題を解決するために、フリーランスエンジニアになるという答えにたどり着きました。
フリーになることで搾取する人がいなくなる
お金を支払うお客様と、私エンジニアの間に、会社Aが介入してこないので、搾取されなくなります。
わかりやすい例にすると、お客様と直に80万円で契約できれば、私の手元に80万円はいるわけです!
実際にはそんなうまくはいかない
まぁ残念ながらそこまでおいしい話にはならないです。理由はこちら。
①大手会社Aという信頼がなくなり、個人の能力だけで評価されることになるので、今までのようにいきなり80万円の案件をとるのが難しいでしょう。60~70万円程の契約を狙っていけばいいかなと思っています。
②そして、そんな個人がお客様との契約を直にとるのはやっぱり難しいでしょう。
なので間にエージェントに入ってもらう場合が一般的です。エージェントは営業と契約関連を担ってくれます。そのエージェントに払うマージンの相場は10~15万円程と言われています。
③最後に忘れちゃいけないのが、税金等の支払うべきお金関連。ざっくりとしたイメージは、年金・健康保険・住民税・所得税などの国に払うお金、そして交通費を自分で払う必要があります。会社員の2倍以上はかかります。大体10万円前後でしょうか。
つまり今回の例でいうと、①-②-③で大体40万~50万円が手取りとして残るお金になります。会社員とフリーランス(個人事業主)の収入は単純には比べられませんが、それでもかなりの給料UPが見込めるのがわかりますよね。
まとめ
今回は、こんだけ搾取されているんだ・・・!と自戒の意味を込めてお金の話でした。参考になったでしょうか。
いままで会社Aに雇用されていることで、最低限安定した生活を送れました。そしてIT技術をたくさん身につけることができたし貴重な案件にも携わることができました。でもやっぱりお金は大事!収入上げたい!フリーランスエンジニアというスタイルに挑戦したいと強く決意しました。
これから
フリーランスに向けてこれからやるべき事は沢山あります。中でも重要度が高いのが税金関連。いままで会社員のときは全て会社に丸投げして、まるで考えもしなかったけど、これから嫁さんと一緒に勉強していきたいと思います。
せっかく収入を上げるためにフリーランスになるのに、損してたら意味ないですからね。このブログでも共有していきたいと思います。
それでは、また次回^^